アメリカでのスペシャルエデュケーション・療育(体験談)

アメリカは、日本と違い連邦制をとっているため、州ごとに、法律が違います。 また、行政サービスは各州、あるいはその下位の郡市町村を中心に運営されています。 そのため、各州、各自治体毎に大きく異なっており、一つの地域で行なわれているサービス(特殊教育の場合、 そのサ−ビスを受けるための連絡先、手続き、療育内容等)が、必ずしも全国各地で同様に行なわれているわけ ではありません。
ここに、私達の住む、ニューヨーク、ニュージャージー州で特殊教育サービスを受けるには何処へ連絡すればよいかを記しますが、 後出の体験談と合わせて参考にしていただければ幸いです。
また、体験談での手続きは私達が経験した一部の一時期の手続きであり、場所と時期により異なることをご理解いただき、ご参考 にしてください。
   
*アメリカで生まれ生後
すぐに障害が認められた場合
病院の担当医師から保険局に
連絡がいきサービスが開始される。
*0歳〜3歳未満で
NY、NJに引っ越して
きた場合
居住区の郡保険局の
EARY INTERVENTION PROGRAMに
連絡をしてサービスを
受けたい旨を伝える。
*3歳以上  居住区の教育委員会に連絡をして
サービスを受けたい旨を伝える。


〜体験談〜
1.3歳未満(キンダーに入る前)でアメリカにきた場合
2.3〜5歳未満の場合
3.キンダ−以上で渡米し、公立学校に入学する場合
4.私立の日系学校・幼稚園に行きながら、セラピー等を受ける場合


青字の語句は、NEXTペ−ジに簡単な補足説明をつけています。)


1. 3歳未満(キンダーに入る前)でアメリカにきた場合
<< New Jersey州、Bergen County(郡)、Wyckoff(Town)、 アメリカ着の日時 : 1995年3月31日。子供の年齢(1歳、女子) >>

 まず初めに。英語の単語が頻出しますが、もしアメリカに来られるような 方が読まれたら実際に使われる可能性がありますので、あえて日本語と併記する 事をおことわりしておきます。また*と番号が付いているものは、文末に 意味説明を付けていますので参照下さい。
 わが家はアメリカに赴任するに当たり、Manhattanにある、National Down Syndrome Society(*1: NDSS) の情報しか持っていず、 家族は3ヶ月後に来ることになっていたため、とにかく手紙を書き 子供の状況を知らせると共に、居住地に 一番近いコンタクト先を 紹介して貰いました。返事は1週間か2週間位して郵便で届きましたが それによると、
それぞれの County(郡)で、何らかの障害を持つ子どもの 教育の相談と教育/社会順応の施設を紹介してくれる機能を持つ部門を 持っており、そこ(*2 : Special Children's Health Services)に 連絡を取るのが一番であると云うことでした。
これは、州やCounty(郡)での対応がそれぞれ違うので、現地で聞くのが 一番という事です。  子供が到着するまで待てるはずもなく、すぐに電話で連絡を取りました。 すると、子供(本人)が到着してから再度連絡を取るようにという回答。 本人も含めての面接がまず必要なので、それまでは何の手続きも出来ませんね という訳です。  次のステップは勿論面接。しかしこの面接では通り一遍の受付だけで、 後日専門家を交えて、子供の発育状況の確認を行うための手続きを行いました。 またこの郡では(?)、 3歳までは(Early Intervention Program : EIP)と呼ばれるプ ログラム。 それ以降21歳まで、Special school(養護学校)で対応するとのこと。まずは動き始め ました。  そして、専門家との査定会(Evaluation meeting)です。自宅から車で10分くらい のHackensackという 所の総合病院(*3: Hackensack Medical Center)の敷地内に子供病院みたいな(?)部門 があり 子供が入るかもしれないというプログラムに相当する状況であるか、そうであれば 発育状況によってどのようなプログラムが必要かの評価 (Early Intervention Eligiblity Assessment)を受けました。 参加者は次の通りです。
○両親
○Early Childhood Specialist
○Physical Therapist(物理療養士)
○Audiologist(聴覚学者)
 ちょっと難しくなりますが、次の内容を調べたとのことです。
a) 認知発達(遊ぶ能力、問題解決能力)
Cognitive (Play skills, problem solving skills)
b) 筋肉全体の能力(大まかな動きはどうか)
Gross Motor (Large muscle movement)
c) 細かな筋肉を動かす能力(手を使うとか)
Fine Motor (Use of hands)
d) 官能試験(聴覚・視覚・環境への反応)
Sensory (Hearing, vision, the child's response to the environment)
e) 意志疎通能力(理解力と言語の使用)
Communication (Understanding and using language)
f) 社会性/情緒の発育(他人やおもちゃとの関わり合い。周囲の人や環境への反 応) Social/Emotion (Interaction with people/toys; responding to people
and environment)
g) 適応性/自助能力(自分のことがどの位出来るか)
Adaptive/Self-help (The child's ability to do things for him/herself)
これらは、「人」やおもちゃ等の「物」への反応を見ながら進められます。
また、こ の結果が 良いとか悪いとかではなく、それでこの子にはどの様な療育プログラムが必要かが カスタムメイドされるのです。というのは後から知って驚きでした。

 そしてこの評価の結果により、「The Child Center(*4)」なるものをを紹介しても らいました。 情けない話ですが、子供の療養プログラムに近づくためにと信じ、 ただただ言われるままにへいへいと次の段階へ進んでゆきます。(*4)の脚注にも注記 で入れてありますが 何やら我が子を助けてくれてくれそうな団体であることは確か。しかも資金の提供を 受けているらしそうなので、ひょっとしたらタダのサ−ビスかとも期待していまし た(若干違いましたが)。

 さてプログラムの開始です。しかしこれもきちんとシステム化されていて、6ヶ月 毎と 1年毎の洗い直し(review)と目標設定をきちんと行います。実はこれが難しいもので、 親としては「何とか人並みになってくれないものか」としか考えていなかったことに 気が付かされます。第3者的に我が子をきちんと評価し、現状はどうか次の目標は何 かを 考えてあげなければいけません。がしかし、ミ−ティングが終わると元に戻り、 目標を考えるようになるまでは2年近くかかったように思われます。赴任直後は 家族でアメリカで生活してゆくこと自体への努力も必要ですので、なかなか気が回ら ず 悪いとは判っていても「子供はお願い」になりがちでした。やはり子供を1番にして あげましょう。

 (前述の)The Child centerに行くか、家にきてもらってセラピー(療法)を行って もらうかの 2通りがありました。別途追加で病院を紹介してもらってという場合もありましたが、 その分は自費です。 結局、もう一人の長男(兄、当時3歳)をNursery(保育園)に入れる兼ね合いもあり、送 り迎えが出来る 範囲(時間と場所)から次の内容となりました。この「範囲」というのは大切で、通常 奥様が 車を運転して送り迎えです。左側通行だし、事故を起こしたらそんな日常会話だの保 険屋との 交渉や、ポリスも来るだろうしとか考え出すと、大変な気苦労であったと思います。 しかし自動車免許は必要(!)。
 ○療法士が家に週1回1時間来て、遊びを中心とした訓錬
 ○2週に1回1時間、自宅でPhysical Therapy(物理療法 : PT)
 ○Hackensack Medical Centerで、週1回45分物理療法(これは自費)
 Program開始から半年位経って、Child Centerで2週に1回30分、Speech Therapy(言 語療法 : ST) を受け始めます。これは、前述の様に3歳になって終了するまで続きます。 また、物理療法と同時にOcuupational Therapy(作業療法: OT)も併用開始です。
 娘は聴覚に問題があったため、Program開始から1年後より意志疎通能力を開発する ため 自宅で2週に1回1時間、2ヶ月後位より2週に1回30分、特別訓練を受け始めました(手 話も含む)。
 通常は6ヶ月の見直しまでそのまま続くらしいのですが、途中よりグループで受け る方が良いという判断で
 ○Child Centerで週1回30分、幼稚園のような遊びをする
 ○それに引き続き隣の部屋で15分の物理療法
 ○また、別途同じくChild Centerで週1回30分物理療法
 ○Child Centerで2週に1回30分、スピーチセラピー
 ○その代わりに、自宅で1対1で受けるサービスは無くなる
というような次第です。
 その後3歳になった時点(2年後)で、Special School(養護学校)であるParamusとい うタウンにあるBleshman Schoolに移りました。Bleshman Schoolでは、
 ○Physical Therapy(PT)
 ○Occupational Therapy(OT)
 ○Speech Therapy(ST)
をそれぞれ、週2回30分ずつ、学校内で受けました。ここは、(例の黄色の)スク−ル バスが家の前まで 毎日送り迎えしてくれます。 妻は遂に自分で運転しての送り迎えが殆ど無くなり、自分の時間が持て始めました。 ところが実はこのBleshman School、我がタウンWyckoff(ワイコフ)にあるとスク−ル バスを含め サ−ビスははタダなのですが、 よそのタウンにある学校なので本来は費用が発生し ます。しかし 全てWyckoffが払ってくれているという次第です。これも後日知った話なのですが、 夏休みが アメリカは6月の10日頃から9月の頭まで続きますが、この間通常の療養も休みに入っ てしまうのです。 すると、療養がせっかく効いてきても休んでしまうと元に戻ったりしてしまうので、 延長のサ−ビス 或いはプライベ−トの療養が必要になります。ほっておくわけにも行かないので、こ れも言われるままに サ−ビスを「エキストラが必要ですね」「そうですね」の乗りで「はいサインして」 「はい」という 調子で毎年受けていたところ、たまたまタウンに行く請求書のコピ−が控えで送られ てきて、 夏休みの初めの数週間だけでも数千ドルかかってる事を知りました。Wyckoffに感 謝(!)。  この夏休みのサ−ビスを、Extended yearと云い、7月のみ、週5日、午前中のみの サ−ビスです。

 娘は4歳になった頃に中耳の水抜きのチュ−ブの手術をアメリカで受け、その頃を 境に急成長。 学校でも元気すぎる子供になって、同じ敷地内にある、「特殊学級」に近いやは りSpecial School であるMontesano Academyに元気で通学しています。
 ここまで書きながら、「初めからBoard Of Education(BOE : Townの教育委員会)に 問い合わせれば良かったね」 と妻に言われたのですが、この後に書くようにここは アメリカ。
何事もすんなり行くかどうかの保証はありません。結果オ−ライというところでしょ うか。

 最後に。アメリカのシステムは良く出来ていて運用がうまく行っている限りは完璧 に近いですね。 自分の仕事と責任範囲のことはしっかりやってくれます(たまにやってくれない人も いますが)。 しかし、一旦外れた事象が発生すると、誰もが自分の責任範囲以外のことは何もして くれないと 思って間違いありません。その時は大変です。自分でその間をつながなくてはいけま せん。 何でそんなことが起きたのかを見つけて説明し、こうしてくださいと。動いてくれな いときは 上司であるManagerを出せとか言って大変な事もあります。これは仕事も同じですね。 日本人の仕事のやり方というのはこの辺が近いので、日本人の赴任の理由の一端もこ の辺りに あるのではと考えています。
 許容力のあるアメリカ。その代わりに自分の権利と責任が大事です。黙っていては 先に 進みません。判らなくてもまず意思表示ですね。いつもこう思う6年強のアメリカ生 活です。

 そうそう、息子の方はどうですかって?  アメリカ着の時点では3歳。こちらで現地の保育園であるKinderに放り込みました。 周りのガキいやお子様方もろくに英語が喋れない時期ですので、遊びを通じて一緒に 英語が上達しました。通常3ヶ月〜半年位は、子供はストレスが貯まって貯まって仕 様が無い と聞いています。喋れないというのはつらいですね。息子は3ヶ月位でしょうか、 お父さんは2年近くかかりましたが。親はストレスに強いですから。  (塚)

-----------< 以下は脚注です>------------
*1 : National Down Syndrome Society(NDSS)
666 Broadway
New York, NY 10012
Tel:(212) 460-9330 or (800) 221-4602
Fax:(212) 979-2873
*2 : Special Children's Health Services
Case Management Unit
Bergen County Department of Health
327 Ridgewood Avenue
Paramus, NJ 07652
Tel:(201) 599-6153
Fax:(201) 986-1068
*3 : Hackensack Medical Center
Institute for Child Development
30 Prospect Ave.
Hackensack, NJ 07601
Tel:(201) 996-5200
*4 : The Child Center
The Arc of Bergen and Passaic Counties, Inc.
34 Park Place, Paramus NJ 07652
Tel:(201) 262-2006
Fax:(201) 262-1471


注: ) 受け取った文書より引用すると次の通りで、何やら州の外郭団体の様に思 われる   Department of Healthや慈善団体の様なThe Arcから資金提供を受けて Child Centerで実施されているようです。
Your child is receiving early intervention services at The Child Center.
This Program is sponsored by The Arc of Bergen & Passaic Counties, Inc.,
with additional funds from the Department of Health.


2.3〜5歳未満の場合、(NY州、ナッソ−郡、グレン・コ−ブ市・当時3歳7ヶ月)

市のBOARD OF EDUCATION (以下、BOE)に、電話をした後、
日本から持ってきていた、出産した病院と、手術をうけた病院の 英文での、生育歴を、
BOEに提出しました。すると、半月後位に、 SOCIAL WORKERが家に聞き取り調査をしに来ました。
それから、2週間後位に、2人のサイコロジストと、頼んでないのに日本語のできる、ボランティアのアメリカ人学生が、通訳のために、計3人が家に来ました。 簡単な、親への聞き取り調査と、親から見た、子供の社会性や発達状態などの意見を聞かれ、本人はエバルエ−ションを受けました。 その後、SOCIAL WORKER と、2人のサイコロジストによる、3通りの報告書が、郵送されてきました。 その報告書を元に、BOEで、MEETINGを持ちました。 ここまでで、約2ヶ月かかりました。
実際、サ−ビスを受け始めたのは、さらに、1ヶ月半後でした。
実際うけたサ−ビスは、(当時、プライベ−トの学校PRE−kにいました。)
毎日、1時間、SEDの先生が 、クラスの中に入ってきて、 娘の補助をしてくれる&時折、娘だけ、取り出して、別のWORKをしたり、 45分間、週2回、スピ−チ・セラピ−&サイン・ランゲ−ジを習う、ということで、サ−ビスを受ける事が始まりました。


3.キンダ−以上で渡米し、公立学校に入学する場合(NJ州、バーゲン郡、レオ二ア)

キンダー入学の年(4歳)の4月に渡米したため、先に渡米していた夫が、 イエローページなどで、現地のナーサリーに手紙を書いて、 障害児の受け入れのできるナーサリーをさがす。 日本では、公立の保育園に障害児の0歳保育はできないということで、断わられた経験があるので、 まずナーサリーの受け入れを確認した。
日本より、受け入れはいいとはいえ、障害児をフォローする体制が取れないということで、断わるところもあったし、返事のこないところもあった。 一番返事が良く、同じダウン症の子供を受け入れていたナーサリーに決め、渡米2週間目には通っていた。
当初は、日本語を話し始めていたこともあり、聞いたことのない英語での保育に毎日泣いていたときもあったが、姉妹で通ったため、1ヶ月くらいで泣くことは なくなったように思う。
タウンは小さく、ナーサリーが4つしかなく、半数は、タウンの公立小学校に通うことと、 公立学校のセラピストや先生の子供達が数人いたことは、ラッキーだったと後で思った。 ただ、日本のきめ細かい保育園に比べると、1日の流れなどは、同じでも、歯磨きがなかったり、散歩がなかったり、きめ細かさにはかけていた。 そのかわり、自由活動が多く、おおらかさがあった。
ナーサリーに通いながら、公立学校への手続きを開始する。
キンダーレジストレーションはたいてい3月中に行われているため、 まず、タウンBoard of educationで、住民である証明書(賃貸契約書等)の確認をして、入学の書類をもらう。
ここで、ダウン症であることをのべたが、その後教育委員会より連絡はなかった。
いただいてきたレジストレーションの書類は、健康診断と歯科の診断書が必要で、これをそろえて、レジストレーションしないといけないと思い込み、そのことが、手続きを遅くしたと思う。
申請書類だけで、すぐに事務所に言って、ダウン症であることを告げればもっと早く手続きができていたと思う。
時間がかかったのは、なかなかファミリードクターを決めれなかったことにあった。日本では、大きな病院で定期検査を受けていたので、こちらでもそうなのだと思い、書いてもらった紹介状をもとに、NYU病院に行ったが、合併症がないので、もう来る必要はないと言われた。 そこのドクターにこちらの良い小児科医を紹介してほしいと言ったが、NJ州のことは良くわからないようで、紹介していただいたドクターとも連絡が取れず、日系の診療所で新しく来られたコリアンの女医にかかることにした。
ようやくそろった入学の申請書を健康診断などの書類とともに、入学する学校の事務室に持って行った。ここで、はじめてスペシャルエデュケーションのための手続きがスタートしたようだったが、夏休み前のため、入学前には、1度のミーティングだけで、プログラムが組まれたため、こちらの希望とはずれるものがあった。
レギュラークラスでのインクルージョンを希望するが、このときのソーシャルワーカーより、インクルージョンはできないという回答をもらい、スペシャルエデュケーションに入ることになる。 その間ナーサリーにセラピストがきて、子供のエヴァリュエーションが行われたが、英語のハンデがあるため、正確なエヴァリュエーションはできなかったと思う。
入学したクラスは、キンダーは1人、他のクラスメートは1,2年生が、4,5人いた。 クラスは情緒障害や、少し勉強に遅れのある子など様々で、担任の先生が1人に3人のエイドがついて、ST,PT,OTを週2回ずつ受ける。これも個人ごとに、エヴァリュエーションにより、必要なプログラムがくまれる。
スピーチのエヴァリュエーションは、ダウン症の場合、語尾、語頭だけで発することが多く、一般の通訳のかたについて行ってもらった結果が日本でしたものより、低く評価されていたため、私(母親)の通訳で再度うけさせてもらって、日本の結果に近いものが得られた。 それにより、かなりスピーチセラピーの内容が変わったと思う。絵カードを使ってのセラピーを1年間受けた。
OTでは、ぼたんかけと鉛筆の力の入れ方、バランスを取るためのぶらんこなどを受けていた。
通級で、アートなどをレギュラークラスで受けていたが、ここでは、どうしてもお客さんのようになり、友人はできなかったように思う。 また、同年齢がクラスにいなかったこと、身体が小さかったこと、クラスメートが、面倒みが良すぎて、自主性がなくなったように感じ、年度末のミーティングで再度、レギュラークラスを希望した。
今度は、担当のスペシャルエデュケーションのコンサルタントがかわり、レギュラークラスでのインクルージョンが実現した。 その際、キンダーをもう一度するか、1年生に進級するか見学をして決めてみてはと、アドバイスをコンサルタントからいただき、見学させてもらった。 4月から、日本人学校の補習校の幼児部に通い始めたこともあり、まだまだ英語力もないこと、身体が小さいことを考慮して、キンダーのクラスに決めた。
レギュラークラスでは、ST、OT、PTを週2回ずつ個別に受ける。 スペシャルクラスでお世話になったエイドのかたをつけてもらったので、クラスにはすぐに溶け込んだように思う。
この年は、ひらがななどの、日本語の読み書きを主に家庭学習したため、英語ののびはそれほどではなかった。 その反省もあって、今年からは、レギュラークラスの1年生に進級し、リソースルームで、毎日1時間半英語と算数の取り出し授業を受けています。
今年の大きな進歩は、仲の良い友達が3人できたことです。 なかなか、友人を作れなかったのですが、やっと気の合う友人ができ、一緒に遊びたい気持ちも芽生えました。 まだまだ、思うように関われずけんかしたりしていますが、こういったかかわりが、これからもできるようになればいいなと願っています。


4.私立の日系学校・幼稚園に行きながら、セラピー等を受ける場合
(NY Westchester County Town of Greenburgの場合、子供4才日系私立幼稚園に通園)

Townの教育委員会(Board of Education)のSpecial Educationに電話し、訪問して必要書類を入手。必要書類は以下の通り。
・Registration Form(登録書類)
・Health History Form/ Dental and Physical Examination Form(健康診断、予防接種記録)
・Home language Identification Survey(家庭内で使用している言語の調査)
・Questionnaire(質問票)
・居住地を確認する書類(賃貸契約書等)
・生年月日を証明する書類(パスポート等)
書類提出後、教育委員会から連絡があり、指定された学校に行き査定を受ける。以下のような査定を受け、後日Reportが送付される。
○日本人のバイリンガルのPsychologistのよるEvaluation
Speech/Language PathologistによるEvaluation
Occupational TherapistによるEvaluation
○Therapistが日系私立幼稚園を訪問して行動を観察
査定の結果、TownによるOccupational Therapy (週2回各30分)の提供が決定。Speech Therapy については、Townの予算上の都合から日本語の通訳を付けることができなかったため断念。
OTについては、キンダー以前はTherapistが自宅を訪問してサービスを提供。 キンダー以上については、自宅でのサービス提供はTownの規則で行うことができず、Special Educationの施設のある最寄りの学校に通学。 送迎バスがあり、週2回午前中は日系幼稚園に行き、午後からTherapyのために現地校へ。 OTは日系幼稚園卒業まで継続。
小学校については、コネチカット州グリニッジの日本人学校特殊学級 に進学。
特殊学級入学にあたり事前に個別に面接および体験入学(というより観察)有り。教師の指示が入らない場合には入学を断わる場合があるとの事前説明有り。幸い1度で入学許可が下りた。 ダウンではないが別の障害のお子さんで体験入学、面接を数回受けた末、入学許可が下りたお子さんもあった。最終的には断られたお子さんはいなかった模様。 OTについては、Townからは引き続きサービス提供可との話があったが、実際には日本人学校からの帰宅が毎日4時半過ぎになることから時間が合わず(その時間ではサービス提供不可)、取り止めることとした。 日本人学校を早退すればサービスは受けられたが、日本語による特殊学級を優先することとした。現在はTownによるサービスは一切受けていない。


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